味覚減退症(読み)みかくげんたいしょう(その他表記)hypogeusia

日本大百科全書(ニッポニカ) 「味覚減退症」の意味・わかりやすい解説

味覚減退症
みかくげんたいしょう
hypogeusia

味覚の鋭敏さが低下した状態をいい、味覚障害の一つである。味覚がまったく消失した場合は無味覚症ageusiaという。味は、唾液(だえき)に溶けた物質の分子やイオンが舌などにある味蕾(みらい)を刺激し、その刺激が味覚神経およびその中枢神経路を経て大脳の味覚受容野で感知されるが、その間のどこかに病変があると味覚が減退する。これには、味の基本になる四つの感覚(酸、塩、苦、甘)のうちのいずれかの味覚が減退して味の識別が悪くなる場合(質的)と、感度が低下する場合(量的)とがある。原因として、口腔(こうくう)内の炎症、たばこや酒の飲みすぎ、外傷顔面神経麻痺(まひ)、ウイルス感染、多発性神経炎や梅毒など脳や神経疾患のほか、ヒステリーなど心因性の原因でもおこる。

[河村正三]

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