呻吟語摘(読み)しんぎんごてき(その他表記)Shen-yin-yu-zhe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呻吟語摘」の意味・わかりやすい解説

呻吟語摘
しんぎんごてき
Shen-yin-yu-zhe

中国,明の学者呂坤 (りょこん) の著。2巻。万暦 20 (1592) 年刊の『呻吟語』は6巻あったが,同 44年刊の『呻吟語摘』は2巻となり,後者が流布している。内外2編 16項目に分け,修身道徳に関する実践躬行教訓を述べ,学問政治詩文などについて批判している。当時の朱子学に批判を加え,実行を主とする独自の主張を展開しており,明代の新しい思想傾向を示すものとして注目されている。

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