ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呂坤」の意味・わかりやすい解説
呂坤
りょこん
Lü Kun
[没]天命3(1618)
中国,明の儒学者。寧陵 (河南省) の人。字は叔簡。号は新吾。襄垣知県をはじめとし山西巡撫にいたる。地方政治に関する『実政録』 (7巻) を著わし有名となった。自分の意見が朝廷に入れられないことから辞職したのちは,著述と教授に専念。空理空論を嫌い,実際の用に立つことを学問の本分とし民衆道徳の宣揚に努力した。主著『小児語』『呻吟語摘』『閨範』。
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