命の限り(読み)イノチノカギリ

デジタル大辞泉 「命の限り」の意味・読み・例文・類語

いのち‐の‐かぎり【命の限り】

命のある間じゅう。生命の続く限り命限り。「命の限り愛する」
命の尽きる時。死期
「とあるもかかるも、同じ―あるものになむある」〈夕顔

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精選版 日本国語大辞典 「命の限り」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 の 限(かぎ)

  1. 寿命の果て。死期。
    1. [初出の実例]「いのちのかぎりしり顔に侍らむも『人やうたてことごとしう思はむ』と、はばかりてなむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)薄雲)
  2. 命の続く限り。生きている間。
    1. [初出の実例]「いかりおろす舟の縄手は細くとも命のかぎりたえじとぞ思ふ〈素性〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)恋三・八五二)

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