命は鴻毛より軽し(読み)イノチハコウモウヨリカルシ

デジタル大辞泉 「命は鴻毛より軽し」の意味・読み・例文・類語

いのち鴻毛こうもうよりかる

司馬遷「報任少卿書」から。「鴻毛」は、おおとり羽毛で、きわめて軽いもののたとえ》命を捨てることは、少しも惜しくない。→死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し

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精選版 日本国語大辞典 「命は鴻毛より軽し」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 は 鴻毛(こうもう)より軽(かる)

  1. ( 「文選」に見える司馬遷の「報任少卿書」に「人固有一死。或重泰山、或軽於鴻毛。用之所趨異也」とあるところから出た語。鴻毛はオオトリの羽毛で、きわめて軽いもののたとえ ) 命を捨てることは少しも惜しくないことをいう。
    1. [初出の実例]「二万三千余騎を左右に立て、将軍の三十万騎に懸合せ、兵刃(へいじん)を交へて、命を鴻毛(ゴウモウ)よりも軽(カロク)せり」(出典太平記(14C後)一六)

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