大鳥(読み)オオトリ

デジタル大辞泉 「大鳥」の意味・読み・例文・類語

おお‐とり〔おほ‐〕【大鳥/×鵬/×鳳】

コウノトリツルハクチョウなど、大形の鳥の総称。古くは、主にコウノトリをいう。
想像上の鳥。
㋐(鵬)「荘子」逍遥遊に見えるほうという巨大な鳥。
㋑(鳳)鳳凰ほうおうのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「大鳥」の意味・読み・例文・類語

おお‐とりおほ‥【大鳥・鵬・鳳】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 大きな鳥の総称。つる、わし白鳥、こうのとり、くぐい、ほうおう、ほうなどの類。
      1. [初出の実例]「日中(むまのとき)に数百(あまたもも)(オホトリ)大宮に当りて高く空に翔りぬ」(出典日本書紀(720)天武一一年九月(北野本訓))
    2. ほう(鵬)
    3. 並々でない人物。大物
      1. [初出の実例]「さのみ器量には替りし事もないが、よほど大鳥と見へる」(出典:洒落本・初葉南志(1780))
  2. [ 2 ] ( 大鳥 ) 大阪府の中西部にあった郡。はじめは河内国に属し、天平宝字元年(七五七)和泉国に移った。明治二九年(一八九六和泉郡と合併して泉北郡となる。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

おおとりおほとり【大鳥】

  1. 姓氏一つ

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