命尽(読み)いのちずく

精選版 日本国語大辞典 「命尽」の意味・読み・例文・類語

いのち‐ずく‥づく【命尽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ずく」は接尾語 )
  2. 命を取るか、取られるかというぎりぎりのこと。一命にかかわること。
    1. [初出の実例]「数ならぬわしゆゑに大事の御身に悪名をつくるのみか、御命(イノチ)づくに及ぶこと」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)三)
  3. ( 「に」を伴って用いることが多い ) 命を捨ててかかる覚悟であること。いのちがけ。
    1. [初出の実例]「すべて命を惜むは人間の習ひ〈略〉命(イノチ)づくに偽りを申さうか」(出典:歌舞伎五大力恋緘(1793)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む