和井元村(読み)わいもとむら

日本歴史地名大系 「和井元村」の解説

和井元村
わいもとむら

[現在地名]岡山市和井元

中島なかしま村の北西に位置する。村の北半分は山地をなす。寛永一五年(一六三八)の花房領徳米目録(花房文書)に高二一九石余・徳米一四八石余、所々御給残りとして「わい元本」高八五石余・徳米二六石余とある。寛永備中国絵図には和井本村とみえ、高二六〇石余、旗本高松花房領。正保郷帳も同高、同領で、「日損所大」とある。幕末まで同領。天保郷帳以外の元禄郷帳・備中一国重宝記・「備中村鑑」などすべて和井本村と表記する。八幡神社は応神天皇を祀り、和井元・大崎おおざき稲荷いなり平山ひらやま中島なかしま原古才はらこさいの産土神。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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