日本歴史地名大系 「和泉田村」の解説 和泉田村いずみたむら 福島県:南会津郡南郷村和泉田村[現在地名]南郷村和泉田小野島(おのしま)村の西、伊南(いな)川左岸に位置する。同川の河谷は当地で幅およそ一〇〇〇メートルとなり流域では最も広く、その氾濫の跡は谷地(やち)・沼橋(ぬまばし)などの地名や浸食された地形にみることができ、沖積地はわりに広い。集落は南西の扇状地にある上平(うわだいら)・上町(うわまち)辺りから発達したと思われる。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に「泉田 三百八十七石一斗八升」とある。慶長二年(一五九七)の藤三郎倉入在々高物成帳(福島県史)でも同様で免四ツ。村名はもとは泉田と書いたが、寛文年中(一六六一―七三)に和泉田に改めたという(新編会津風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by