日本歴史地名大系 「泉田」の解説 泉田いずみだ 熊本県:人吉市泉田[現在地名]人吉市南泉田町二日(にの)町・七日(なぬか)町の北にあり、寛元二年(一二四四)五月一五日の人吉庄起請田以下中分注進状(相良家文書)に泉田とあり、人吉庄はこの時地頭職の中分がなされ、この地は相良氏の支配する人吉庄南方と得宗北条氏支配の北方のちょうど接点付近に位置した。字辻(つじ)に祇園社(現八坂神社)があり、元禄一二年(一六九九)の球磨郡神社記によると、建武元年(一三三四)相良頼広室の勧請による社殿造営の際湧水があり、その記念として曼荼羅供養が行われ、湧水の流れを曼荼羅(まんだら)川と称したとする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by