デジタル大辞泉
「和田誠」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
和田誠
イラストレーター、映画監督。1936年4月10日、大阪府大阪市生まれ。多摩美術大学図案科を卒業後、59年にデザイナーとして広告会社に入社。ロングセラー煙草「ハイライト」のパッケージ、日本社会党のロゴマーク、新宿日活名画座のポスターデザインなどで注目され、68年にフリーランスとなる。77年から42年間、雑誌「週刊文春」の表紙イラストを手がけた。村上春樹、谷川俊太郎、星新一ら文芸作家の書籍装丁のイラストでも知られ、担当した書籍は1000冊以上にのぼる。84年には「麻雀放浪記」で映画監督デビューし、報知映画賞新人賞を受賞した。88年には映画「快盗ルビイ」でブルーリボン賞監督賞を受賞。ほかにもエッセーや落語・演劇の台本、訳詞なども手がけた。82年に、日本のショービジネス界を描いた著書『ビギン・ザ・ビギン』で日本ノンフィクション大賞、93年に『銀座界隈ドキドキの日々』で講談社エッセイ賞を受賞。94年には美術や文筆、映画などでの業績が評価されて菊池寛賞を受賞した。2019年10月7日死去。享年83。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
Sponserd by 
和田誠【わだまこと】
イラストレーター,グラフィック・デザイナー,映画監督。大阪府生れ。多摩美術大卒。ライト・パブリシティを経て,1968年フリー。1960年タバコ〈ハイライト〉のデザインで注目される。イラスト,グラフィック・デザイン,装幀のみならず,絵本作家,映画監督,エッセイストなどとしても活躍。スター,監督の似顔絵など独自のタッチによる映画関連のイラストは特に知られる。《お楽しみはこれからだ》のシリーズをはじめとする映画エッセーを書くなど映画との関わりは深く色川武大原作の《麻雀放浪記》(1984年)をはじめとする監督作品を発表している。《週刊文春》の表紙イラスト(1977年―)に携わるなど,雑誌関連の仕事も多い。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
和田誠 わだ-まこと
1936- 昭和後期-平成時代のイラストレーター。
昭和11年4月10日生まれ。昭和35年たばこ「ハイライト」のデザインで注目され,雑誌の表紙絵,挿絵,ミュージカル構成,映画に関するエッセイなど多方面に活躍する。44年一連の似顔絵で文芸春秋漫画賞。59年映画「麻雀(マージャン)放浪記」を監督。平成6年菊池寛賞。15年淀川長治賞。大阪出身。多摩美大卒。著作に「お楽しみはこれからだ」「装丁物語」,絵本に「ぬすまれた月」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 