咬耗(読み)こうもう(その他表記)attrition

翻訳|attrition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「咬耗」の意味・わかりやすい解説

咬耗
こうもう
attrition

噛むことによって歯がすりへっていくこと。その程度は,食物の固さ,歯質の性状,噛み合う力の強弱歯ぎしり習慣などに左右され,一定しない。軽度の場合はエナメル質のみ,中等度では象牙質まで,高度では歯髄腔まで達する。一般に咬耗面は平滑であるが,その辺縁が鋭くとがって頬粘膜や舌を傷つける場合には,褥瘡性潰瘍を生じることがあるので,削って研磨しておく必要がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む