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褥瘡性潰瘍 じょくそうせいかいようdecubital ulcer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

褥瘡性潰瘍
じょくそうせいかいよう
decubital ulcer

組織が圧迫されて長い間循環が阻害されると,その部分は壊死に陥り,潰瘍を生じる。褥瘡床ずれ)がそれである。口腔内では,う蝕(虫歯)のために欠けた歯の鋭い縁や,適合の悪い義歯の縁などで長期間圧迫され,摩擦されたとき,舌,歯肉,粘膜に潰瘍が生じる。潰瘍面は灰黄色の膿苔でおおわれ,周辺部は硬い。癌のようにみえることもある。原因を取除くと短期間で治癒する。

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家庭医学館の解説

じょくそうせいかいよう【褥瘡性潰瘍 Decubital Ulcer】

[どんな病気か]
 口腔粘膜(こうくうねんまく)に発生する潰瘍ですが、おもに機械的な刺激が加わっておこるので、褥瘡(とこずれと同じ意味)という名がついています。
[症状]
 刺激が加わる部位にほぼ一致して、周囲がややもりあがった潰瘍やびらん(ただれ)ができます。
 刺激が長く続くと、周囲にしこりが生じたり、表面に凹凸や白い斑点(はんてん)が生じたりすることもあります。
[原因]
 むし歯のとがったふち、合わない義歯(ぎし)、破損した義歯、歯の充填物(じゅうてんぶつ)や金属冠、誤った方向に生えている歯、歯石(しせき)などの粘膜への刺激が原因になります。
[治療]
 歯科で、刺激するものを取り除く治療を受ければ治ります。
 刺激が続くと口腔がんの誘因になることもあるので、早く治療しましょう。
 また、口腔がんと見分けにくいことがあります。原因を取り除いてもなかなか治らない場合は、早く耳鼻科(じびか)や口腔外科を受診しましょう。

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