品川台町(読み)しながわだいまち

日本歴史地名大系 「品川台町」の解説

品川台町
しながわだいまち

[現在地名]品川区東五反田ひがしごたんだ一丁目・同三―四丁目

白金猿しろかねさる(現港区)から相生あいおい坂に延びる通り(中原往還)に成立した両側町。南東本立ほんりゆう寺および同寺門前町屋、西は了真りようしん寺および同寺門前町屋を間に挟む。元禄郷帳に台町とみえ、北品川町(北品川宿)枝郷の注記がある。高五〇石余。当地高台に位置していたので品川台とよばれ、代官支配地で百姓町屋のあったところである。町屋が作られたのは慶安四年(一六五一)の頃と伝え、それまでは芝増上寺領で人家の少ないところであった(御府内備考)。正徳三年(一七一三)に町奉行支配になり一ヵ町となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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