唇亡歯寒(読み)シンボウシカン

精選版 日本国語大辞典 「唇亡歯寒」の意味・読み・例文・類語

しんぼう‐しかんシンバウ‥【唇亡歯寒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 唇がなくなれば歯が寒いの意 ) 互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方の存在も危うくなることのたとえ。→唇亡びて歯寒し
    1. [初出の実例]「仏蘭西王の威勢を見て唇亡歯寒の患を恐れ日耳曼、連国、西班牙、の三国兵を出して和蘭を援け」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公五年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む