西班牙(読み)スペイン(その他表記)Spain

翻訳|Spain

デジタル大辞泉 「西班牙」の意味・読み・例文・類語

スペイン(Spain)

ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大半を占める立憲君主国。首都マドリード。イスラム教徒の支配ののち15世紀に統一王国をなし、16、7世紀には中南米を主として全世界に広大な植民地を領有。1588年無敵艦隊が敗れ、制海権を英国に譲り、衰退。1931年共和国樹立後、内乱を経て1939年からフランコ独裁政治が続いたが、1975年その死により王政に復した。人口4733万(2021)。日本語の呼称イスパニアスペイン語エスパーニャ
[補説]「西班牙」とも書く。国内は17の自治州に分かれ、アストゥリアスアラゴンアンダルシアエストレマドゥーラカスティーリャ‐レオンカスティーリャ‐ラ‐マンチャカタルーニャカナリア諸島ガリシアカンタブリアナバラバスクバレアレス諸島バレンシアマドリードムルシアラ‐リオハの各州がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「西班牙」の意味・読み・例文・類語

スペイン【西班牙】

  1. ( [英語] Spain ) ヨーロッパの南西部、イベリア半島の大部分を占める立憲君主国。古代フェニキア、ローマの植民地として発展し、中世にはサラセン帝国領。一五世紀末にスペイン王国が成立し、世界最強の海上帝国として中央・南アメリカ、フィリピンなどを含む広大な植民地を領有したが、現在は地中海アフリカにその一部を残すだけとなる。一九三六~三九年の内戦を経て、フランコを総統とする軍事独裁政権が成立。七五年フランコの死去によりフアン=カルロス一世が即位。首都マドリード。イスパニア。エスパーニャ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android