唐拍子(読み)からひょうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐拍子」の意味・わかりやすい解説

唐拍子
からひょうし

雅楽の音楽理論用語。高麗楽 (こまがく) の「貴徳急」「納曾利急」などに奏される打楽器のリズム型。1小拍子 (こびょうし) を4拍に細分し,その小拍子の第1拍に太鼓を打ち,また,その太鼓は,1小拍子間隔に強弱抑揚を交互につける。軽快な感じをもっており,唐楽の『陵王』などに奏する一鼓の奏法に類似するために用いられた術語と思われる。

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