コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

一鼓 いっこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一鼓
いっこ

壱鼓」とも書く。 (1) 雅楽で用いる。長さ 36cmの胴の両端に直径 24cmの皮をあて,赤い調緒 (しらべお) で締める。古くは唐楽に用いられたが,現在は羯鼓 (かっこ) で代用する。また,左方舞楽の『一鼓』や『一曲』で舞人が用いる。 (2) 雅楽の曲名。特殊な性格で雑楽と称される。舞があり2人で舞う。まず平調 (ひょうぢょう) の音取 (ねとり) を奏したのち,1人は一鼓を,もう1人は二鼓を胸に吊り,蛮絵装束を着けて,唐楽の裏頭楽 (かとうがく) を伴奏に舞う。左舞にも右舞にも属さない特殊な舞。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一鼓の関連キーワード締め太鼓・締太鼓三の鼓唐拍子小鼓五更

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android