一鼓(読み)いっこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一鼓
いっこ

壱鼓」とも書く。 (1) 雅楽で用いる。長さ 36cmの胴の両端に直径 24cmの皮をあて,赤い調緒 (しらべお) で締める。古くは唐楽に用いられたが,現在は羯鼓 (かっこ) で代用する。また,左方舞楽の『一鼓』や『一曲』で舞人が用いる。 (2) 雅楽の曲名。特殊な性格で雑楽と称される。舞があり2人で舞う。まず平調 (ひょうぢょう) の音取 (ねとり) を奏したのち,1人は一鼓を,もう1人は二鼓を胸に吊り,蛮絵装束を着けて,唐楽の裏頭楽 (かとうがく) を伴奏に舞う。左舞にも右舞にも属さない特殊な舞。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

新華社

中華人民共和国の国営通信社。新華通訊社が正式名称。 1931年延安で創立され,48年北京に移り,現在は政府国務院新聞総署の管轄下にある。特に文化大革命以後は重要度が高まり,党と政府の発表はここを通じて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android