唐綾(読み)カラアヤ

大辞林 第三版の解説

からあや【唐綾】

中国から渡来した綾織物。地組織と織目の方向を違えて模様を浮かせたもの。のちには日本でも織られた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

から‐あや【唐綾】

〘名〙 中国から伝来した綾。綾を浮織にしたもの。日本でその製法にならって織ったものにもいう。からのあや。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「衣箱一よろひに、からあや・織物の夏冬の装束」

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世界大百科事典内の唐綾の言及

【織物】より

…また浮織物や二陪織物が需要の主力をなした結果,前代にはあまり目立たなかった,地文と上文という上下に重なる文様の構成が大きくクローズアップされ,特色ある有職文様の成立をみるに至った。
[鎌倉時代]
 鎌倉時代も京都は依然として高級織物の生産地であり,公家装束用の有職織物や宋商人のもたらした中国産の綾にならった唐綾の開発など,時代に即応した製品の生産が続けられていた。しかしその内容は,公家の無力化に比例して一層貧弱なものであったと思われる。…

※「唐綾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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