精選版 日本国語大辞典 「綾織物」の意味・読み・例文・類語 あや‐おりもの【綾織物】 〘 名詞 〙① 模様を織り出した美しい絹織物。朝廷では五位以上の者の朝服に限り許されたが、蔵人(くろうど)は六位でも着用を許された。あやおり。あや。[初出の実例]「内々のしつらひには、いふべくもあらぬ綾をり物に絵をかきて、誠はりたり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))② 斜文組織の織物。経(たていと)が斜め方向に畝(うね)をなし、綾線を表わす。糸密度は多く、地質はやや柔軟。片面綾と両面綾がある。綾綿布。葛城。サージ。ギャバジン。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例