唐銭(読み)とうせん

精選版 日本国語大辞典 「唐銭」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん タウ‥【唐銭】

〘名〙 平安末期から江戸初期に至る間、日本に渡来した中国歴代の諸銭全般をいう。これらは寛文一〇年(一六七〇)まで日本においても通貨として広く流通した。
歌舞伎曾我綉侠御所染御所五郎蔵)(1864)六幕「仏壇の、母の巾着幸ひに、唐銭(タウセン)三文取出し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android