普及版 字通 「售」の読み・字形・画数・意味
售
11画
[字訓] うる
[説文解字]
[字形] 形声
〔説文新附〕二上に「賣りて手より去るなり」といい、(しゅう)の省声とする。讐(しゅう)と構成の近い字とみられ、讐は訴訟ごとを鳥占(とりうら)によって定め、勝敗を定める。故に相敵する仇讐の意となり、相応に報いられることを售(う)るという。
[訓義]
1. うる。
2. かう。
3. 思うことが行われる、かなう。
4. 讐と通じ、報いる、報いられる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕售 ウル 〔字鏡集〕售 ウラス・アキナフ・ユク・カフ
[熟語]
售価▶・售▶・售子▶・售出▶・售世▶・售謗▶
[下接語]
自售・出售・発售
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報