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形声 けいせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

形声
けいせい

六書の一つで,その語の意味の範疇を表わす文字 (義符,意符) に,その語と同音類音の文 (符,音符) を付してつくった合成字。諧声 (かいせい) ともいう。たとえば「河」のように,「可」で音カを,「さんずい」で水の範疇を表わす類。漢字構成法のうち最も多くみられるものである。

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デジタル大辞泉の解説

けい‐せい【形声】

漢字の六書(りくしょ)の一。音声を表す文字と意味を表す文字を組み合わせて、新しい意味を表す漢字を作る方法。「銅」「江」「草」の類。諧声(かいせい)。象声(しょうせい)。

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大辞林 第三版の解説

けいせい【形声】

漢字の六書りくしよの一。音を表す字と意味を表す字を合わせて一字を作る法。「河」「鳩」「問」「婆」の類。諧声かいせい。象声。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の形声の言及

【漢字】より


【漢字の種類と造字・転用】
 ふつう〈六書(りくしよ)〉と呼ばれる分類がある。六書とは指事・象形・会意・形声・転注・仮借の六つである。このうち前4者が文字の形による分類であり,後2者は文字の転用に関するものである。…

【チュノム】より

…文学作品も文書も漢文で書かれていたベトナムで,ベトナム語を書くためにつくられた。một(一)を〈没〉と書くように漢字の音を借りる(仮借(かしや))字もあるが,漢字で書かれる漢語との区別を明らかにするため,ba(三)を〈〉(巴+三)と書き,nǎm(五)を〈〉(南+五)と書く(なおnǎm(年)は〈〉と書き分けられる)ように漢字の合成(形声)によるものが多く,さらに漢字の意味による合成(会意(かいい))としてtrò’i(天)を〈〉とするような例もある。チュノムによるベトナム文学の記録は14世紀ころからといわれるが,今日伝わる著名な文学作品の多くは18~19世紀のものである。…

【六書】より

…日,月など。(3)形声もしくは諧声 文字の一方の要素がその文字の所属を,もう一方の要素が音(おん)を表そうとするもの。江,河などで氵(水)がそれらの文字が〈水〉の部に属することを,工,可がそれらがそれぞれ〈コウ〉〈カ〉と読まれることをあらわす。…

※「形声」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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