唯川恵(読み)ユイカワケイ

デジタル大辞泉 「唯川恵」の意味・読み・例文・類語

ゆいかわ‐けい〔ユイかは‐〕【唯川恵】

[1955~ ]小説家エッセイスト石川の生まれ。本名、宮武泰子たいこ。OL生活を経て作家となる。等身大と評されるエッセーや、女性心理を繊細かつ大胆に描く恋愛小説で女性の支持を得る。「肩ごしの恋人」で直木賞受賞。他に「海色の午後」「愛がなくてははじまらない。」「人生は一度だけ。」「ため息の時間」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「唯川恵」の解説

唯川恵 ゆいかわ-けい

1955- 平成時代の小説家,エッセイスト。
昭和30年2月1日生まれ。会社勤務をへて,小説をかきはじめ,昭和59年「海色午後」でコバルト・ノベル大賞。14年箴言(しんげん)でつづる家族小説「肩ごしの恋人」で直木賞。20年「愛に似たもの」で柴田錬三郎賞。石川県出身。金沢女子短大卒。本名は宮武泰子。作品はほかに「愛なんか」「ため息の時間」など。

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