唱酬(読み)ショウシュウ

精選版 日本国語大辞典 「唱酬」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゅうシャウシウ【唱酬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「唱」は吟じる、「酬」は返礼する意 ) 詩歌・文章を作って、互いに贈答すること。唱和。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「吉備研究盧鄭学、朝衡唱酬李杜篇」(出典:黄葉夕陽邨舎詩‐前編(1812)三・開元琴歌)
    2. [その他の文献]〔宋史‐沈遼伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「唱酬」の読み・字形・画数・意味

【唱酬】しようしゆう(しやうしう)

詩文などをやりとりする。宋・軾〔次韻して(李)邦直、子由(轍)に答ふ、五首、三〕詩 車馬陪(ついばい)して、迹(あと)未だはず 唱酬復して、字も應(まさ)に漫(滅)すべし

字通「唱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android