(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「唱」の意味・読み・例文・類語

しょう【唱】[漢字項目]

[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]となえる うたう
学習漢字]4年
人に先立って言う。「唱道唱和首唱提唱夫唱婦随
声高く呼ばわる。「三唱復唱
節をつけてうたう。「唱歌愛唱歌唱合唱絶唱独唱輪唱
(「」の代用字)そらんじる。「暗唱
[名のり]うた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唱」の意味・読み・例文・類語

しょうシャウ【唱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩歌歌曲。〔謝霊運‐苦寒行〕
  3. うたうこと。よみあげること。となえること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「唱」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(異体字)倡
10画

[字音] ショウ(シャウ)
[字訓] となえる・うた

[説文解字]

[字形] 形声
声符は昌(しよう)。〔説文〕二上に「くなり」とあり、〔詩、風、兮(たくけい)〕「倡(とな)ふれば予(われ)女(なんぢ)に和せん」の倡和は、唱和の意。先ず唱えてこれに和するので、唱導の意がある。歌垣(うたがき)などでまず発唱することをいう。倡とはその人をいう。

[訓義]
1. となえる、となえはじめる、うたいはじめる。
2. うた、うたごえ。

[古辞書の訓]
名義抄〕唱 トナフ・ウタフ・ヨバフ・コシラフ・ウナガス・アツ・ムカフ・ウタ 〔字鏡集〕唱 ウナガス・ミチビク・ムカフ・マツ・コシラフ・ウタフ・ヨバフ・トナフ・イサナフ

[語系]
唱・倡・娼thjiangは同声。(称)thjingはその声義が近い。歌唱には唱といい、言辞にはという。

[熟語]
唱于・唱歌・唱義唱戯・唱経・唱曲・唱言・唱好唱諢・唱始・唱師唱酬・唱書・唱嘯唱随・唱籍・唱善・唱道・唱導・唱片・唱名・唱乱・唱和
[下接語]
哀唱・愛唱・暗唱・一唱・逸唱・艶唱・謳唱・歌唱・合唱・唱・漁唱・吟唱・呼唱・孤唱・鼓唱・好唱・哄唱・高唱・講唱・三唱・賛唱・重唱・従唱・粛唱・徐唱・樵唱・酔唱・斉唱・清唱・絶唱・先唱・前唱・対唱・低唱・提唱・掉唱・独唱・夫唱・復唱・覆唱・奉唱・梵唱・名唱・流唱・輪唱・朗唱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android