商口(読み)あきないぐち

精選版 日本国語大辞典 「商口」の意味・読み・例文・類語

あきない‐ぐちあきなひ‥【商口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商人が商品の効能を並べたてる口調。商品を売るためのじょうずな口のきき方。売り口上。
    1. [初出の実例]「旅つつら高野聖のときほとき 商口ののりのことはり〈宗因〉」(出典:俳諧・物種集(1678))
  3. 商品を売り込むところ。売買をする相手得意先。贔屓先(ひいきさき)
    1. [初出の実例]「定期にかけられてゐると云ふのは名計りで商口(アキナイグチ)は皆目なく」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android