(読み)ノウ

デジタル大辞泉 「喃」の意味・読み・例文・類語

のう〔なう〕【×喃】

[感]人に呼びかけるとき、また同意を求めるときに発する語。もし。
「―、御覧ぜよ」〈謡・鉢木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「喃」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音] ナン
[字訓] くどくどしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は南(なん)。〔寒山詩、二十二〕に「仙書一兩卷 樹下に讀むこと喃喃」とあって、擬声的な語である。

[訓義]
1. くどくどしい、くどくどとかたる。
2. 書をよむ声。
3. 国語で、よびかけの声。のうのう。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕喃 女乃加太利須留己惠(女のかたりするこゑ)、、人乃己惠(人のこゑ)なり 〔名義抄〕喃 物語ラヒスル

[熟語]
喃喃
[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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