寒山詩(読み)かんざんし

百科事典マイペディア 「寒山詩」の意味・わかりやすい解説

寒山詩【かんざんし】

中国,唐代の詩作品。310首。7―8世紀ごろの寒山(寒山拾得(じっとく))の作と伝える。天台教学や南宗禅とも関連するが,唐中期以後の在家仏教も反映し,ただ一人の作者の作品ではない。主題は人間的悩み,隠者への懐疑,似而非(えせ)坊主への嘲罵(ちょうば),肉欲や財欲の戒めなどで,脱俗の世界ばかりとは限らない。

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