善後(読み)ゼンゴ

デジタル大辞泉 「善後」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ご【善後】

あとのためによいようにすること。また、後始末をよくすること。「善後処置」
一家の―ということも考えて見たかったのだが」〈有島星座

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精選版 日本国語大辞典 「善後」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ご【善後】

  1. 〘 名詞 〙 あとのためによいようにすること。あとしまつをよくすること。
    1. [初出の実例]「『ビスマルク』氏威望に矜り、功名を貪り、聯邦を矯揉する甚だ過ぐ、善後の計にあらずと」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
    2. 「尚ほ力の限り善後の策を尽して」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐送苑中済経略侍郎分韻賦詩詩〕

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普及版 字通 「善後」の読み・字形・画数・意味

【善後】ぜんご

後始末をする。

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