善春(読み)ぜんしゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「善春」の解説

善春 ぜんしゅん

?-? 鎌倉時代の仏師。
善慶(善円)の子。父と同様,奈良西大寺の叡尊(えいそん)に重用され造像に従事。法橋(ほっきょう)にすすんだ。現存作品に文永5年(1268)の元興寺(がんごうじ)聖徳太子立像,弘安(こうあん)3年(1280)の西大寺の叡尊像などがある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の善春の言及

【善派】より

…善円(生没年不詳),善慶(?‐1257)など善の一字を付した名の人物たちなのでこうよばれている。この一派は西大寺中興の叡尊と深い関係があったらしく,善円作の愛染明王像,善慶作の釈迦如来立像など西大寺の像は叡尊の発願で造立され,善慶の子善春(生没年不詳)は80歳の叡尊像(1280)を製作している。同じ奈良仏師として慶派につながる作風を示しながらも多少異なっており,藤原彫刻の名残ともいうべき風をも見せている。…

※「善春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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