善院村(読み)ぜいむら

日本歴史地名大系 「善院村」の解説

善院村
ぜいむら

[現在地名]田主丸町地徳ちとく

大慶寺だいきようじ村の東に位置する。山辺やまべ往還に沿い、耳納みのう山地山腹には松御立山・八柄竹御立藪がある。耕地巨瀬こせ川左岸に中原なかばる・大慶寺・上森山かみもりやま・下森山各村分と入組み散在する(上三郡絵図)。耳納山地を越えて八女やめ郡に至る善院越の道があり、古くから利用された。文亀二年(一五〇二)三月三日の大友親治宛行状案(草野文書/久留米市史7 資料編古代・中世)によると、草野中務少輔(重永)の本新望の地の一つに竹野たかの郡「禅院」九町三段があり、永正五年(一五〇八)一一月三日に草野太郎(興秀)に安堵された(「草野興秀知行目録案」同上)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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