喉舌(読み)コウゼツ

デジタル大辞泉 「喉舌」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜつ【喉舌】

のどと舌。また、言葉
君主の言葉を取り次ぎ、伝えること。また、その官。

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精選版 日本国語大辞典 「喉舌」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜつ【喉舌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のどと舌。また、ことば。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔墨子‐非命下〕
  3. ( 「詩経大雅烝民」の「出王命、王之喉舌」による ) 君主の命令などをとりつぐこと。また、その役目の人。
    1. [初出の実例]「臣以愚質。幸逢聖朝。拖紫懐金。叨掌喉舌栄屓貴。戦過薄深」(出典:続日本紀‐宝亀三年(772)二月癸丑)

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普及版 字通 「喉舌」の読み・字形・画数・意味

【喉舌】こうぜつ

のどと、した。発令するもの。宰相。〔詩、大雅、烝民〕王、仲山甫に命ず 是の百辟に式(のつと)らしめよ 戎(なんぢ)の考を(つ)ぎ 王の躬(み)を是れ保て 王命を出(すいだふ)し 王の喉舌となれ を外に賦せよ 四方爰(ここ)に發(ひら)かん

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