普及版 字通 「喙」の読み・字形・画数・意味
喙
12画
[字訓] くちばし・くるしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は彖(たん)。〔説文〕二上に「口なり。~彖聲」とする。彖声の字に・(かい)の声がある。〔詩、大雅、緜〕「維(こ)れ其れ喙(くる)しめり」、〔国語、晋語五〕「余(われ)はみて喙(つか)れたり」は、〔玉〕「は困極なり」の義。〔方言、二〕に、息づかいの荒いことを「關よりして西、秦晉の、或いは喙(せい)と曰ふ」とみえ、それらの音もある。
[訓義]
1. くち、くちばし。
2. くるしむ、つかれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕喙 クチバシ・クチサキラ・クルシブ 〔字鏡集〕喙 クチ・クチバシ・クチサキラ・クルシブ・ハム・ツイバム・サキラ
[熟語]
喙呀▶・喙争▶・喙息▶・喙長▶
[下接語]
烏喙・鋭喙・餓喙・乖喙・開喙・箝喙・曲喙・虎喙・勾喙・合喙・豕喙・衆喙・赤喙・尖喙・長喙・鳥喙・張喙・容喙
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報