喜佐真御嶽(読み)きさまうたき

日本歴史地名大系 「喜佐真御嶽」の解説

喜佐真御嶽
きさまうたき

[現在地名]下地町川満

下地町役場方向から川満かわみつ集落に入る手前右手の小高い丘にある。県指定有形民俗文化財。「琉球国由来記」に「川満村東方峰ノ上ニ有」と記す。御嶽の中央部に七段ほどの石の階段があり、その先にコンクリート造・瓦屋根・平屋の籠り屋がある。イベはその奥にある。祭神は「琉球国由来記」によれば、「男神。真種子若アジ」で、「諸立願ニ付、川満村崇敬仕ル」という御嶽の機能は若按司が「浦島ノ神」「護島の神」とされていることからもうかがえる(御嶽由来記・「遺老説伝」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android