川満村
かーんつむら
[現在地名]下地町川満
現下地町域の北部に位置し、南は上地村で、西部は与那覇湾に面する。のちに砂川大首里大屋子になる河充氏正統二世真饒は万暦二三年(一五九五)川満文子より脇筆者に昇進、また同氏三世真逸は同四五年洲鎌目差より川満与人に任じられている(河充氏正統家譜)。雍正旧記の「弘治年間之頃同人島の主成候付あやこ」に土地の英雄と思われる川満殿がみえる。この同人とは仲宗根豊見親であるが、「仲宗根豊見親与那国攻入のアヤゴ」にも同じく川満村の英雄と思われる「川満のまん 西のまんぎやり」がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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