最新 地学事典 「喜和田鉱山」の解説
きわだこうざん
喜和田鉱山
Kiwada mine
山口県岩国市二鹿にあるタングステン鉱山。玖珂層群中のレンズ状石灰岩が白亜紀花崗岩類に伴う鉱化作用で交代されたスカルン鉱床で,独立した多数の鉱体からなる。石英脈が発達し高品位灰重石鉱を多産することが特徴。鉱石鉱物は他に磁硫鉄鉱・黄銅鉱・硫砒鉄鉱・錫石など。鉱石中の白雲母のK-Ar年代98Ma。17世紀に発見,Cu・Snを採掘。1907年からタングステン鉱山として本格開発,92年の休山までにWO3約4,500tを産出。
執筆者:佐藤 興平
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

