喜山(読み)きせんやま

日本歴史地名大系 「喜山」の解説

喜山
きせんやま

池尾(いけお)の西にあり、標高四一六メートル。西側山腹の岩洞は、六歌仙の一人喜撰法師が隠棲した地といい、鴨長明「無名抄」に「又みむろど(三室戸)のおくに、廿余町ばかり山中へ入て、うぢ山の喜撰がすみける跡あり、家はなけれど、堂の石ずへさだかにあり」と記す。「元亨釈書」に「窮仙(喜撰)居宇治、持密呪、兼求長生、辟殻服飾、一旦乗雲去」とあり、仙人となった喜撰が雲に乗って登天した話は「都名所図会」などにも記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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