コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

喜撰 きせん

7件 の用語解説(喜撰の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

喜撰
きせん

邦楽の曲名。六歌仙喜撰法師またはその歌を題材とする。 (1) 清元節と長唄の掛合の伴奏による舞踊劇。六歌仙を題材とした五変化舞踊六歌仙容彩 (ろっかせんすがたのいろどり) 』の4番目の曲。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きせん【喜撰】

平安初期の歌人。六歌仙の一人。山城の人。古今集に「わが庵(いほ)は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり」の一首がある。歌学書「喜撰式」の著者と伝えられる。生没年未詳。
歌舞伎舞踊清元長唄松本幸二作詞、清元斎兵衛・10世杵屋六左衛門作曲、2世藤間勘十郎振り付け。五変化「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」の一つで、天保2年(1831)江戸中村座で初演された。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

喜撰 きせん

?-? 平安時代前期の僧,歌人。
「古今和歌集」序で六歌仙のひとりにかぞえられ,1首が収録されている。宇治山(現京都府喜撰山)に隠棲(いんせい)したというが,経歴は不明で,当時から伝説的な人物だったらしい。基泉,窺仙(詮)ともしるされる。
【格言など】わが庵(いほ)は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人はいふなり(「小倉百人一首」)

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

喜撰

生年:生没年不詳
8世紀末から9世紀前半ごろの人か。僧,歌人。六歌仙のひとり。その作として確かなのは,「わが庵はみやこの辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり」(『古今集』巻18)の1首のみ。歌論書『倭歌作式』(異称『喜撰式』)の作者ともいうが明らかでない。『古今集』仮名序に,「詠める歌,多く聞えねば,かれこれを通はして,良く知らず」とあり,当時でもすでに詳細はわからなかったらしい。宇治山中に隠棲し,のちには仙術により雲に乗って飛び去ったとも伝える。京都府宇治市の東方,喜撰山にその名を残す。<参考文献>高崎正秀『六歌仙前後』(『高崎正秀著作集』4巻)

(内田順子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

きせん【喜撰】

歌舞伎舞踊。長唄・清元。五変化《六歌仙容彩(ろつかせんすがたのいろどり)》の一曲。春の祇園で,喜撰法師が茶汲女と戯れる洒落気豊かな作品。坊さん姿でリズミカルに踊るちょぼくれや,姉さんかぶり,前垂姿で見せる〈姉さんおんじょかえ〉の悪身(わりみ)など,明るくおどけた味で,お迎え坊主たちの住吉踊もにぎやかでおもしろい。平安朝の歌仙を,天保期の歌舞伎舞踊らしい感覚で奇抜奔放に仕立てているのが特色。文屋(ぶんや)六歌仙【如月 青子】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

きせん【喜撰】

平安前期の歌人。六歌仙の一人。山城国乙訓おとくに郡の人といわれる。出家して醍醐山に入り、のち宇治山に住み仙人となったと伝えられる。確実な作といえる歌は古今集中の一首のみ。喜撰法師。醍醐法師。生没年未詳。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

喜撰
きせん

生没年未詳。平安前期の歌人。六歌仙の一人。基泉、窺仙(詮)、撰喜とも。都のほとりに住んだ隠者風の僧侶(そうりょ)歌人であろうが、『古今集』仮名序に、「よめる歌多く聞えねば、かれこれを通はして、よく知らず」とあるように、当時すでに伝説的人物だったらしい。確認される作品も、「わが庵(いほ)は都の辰巳(たつみ)しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり」(『古今集』雑下)の1首のみ。その歌風は同序に「言葉かすかにして、初め終りたしかならず。いはば秋の月を見るに、暁の雲にあへるがごとし」と評されている。歌学書『倭歌作式(わかさくしき)(喜撰式)』の作者に擬せられているが、同書は彼に仮託した平安中期のものである。[犬養 廉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

喜撰の関連キーワードキエフ公国スターブリッジ粉青沙器宮城県名取市植松東京都世田谷区喜多見大阪府藤井寺市沢田兵庫県小野市黍田町兵庫県神戸市垂水区五色山奈良県橿原市五条野町奈良県奈良市神功

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

喜撰の関連情報