喜連川神社(読み)きつれがわじんじや

日本歴史地名大系 「喜連川神社」の解説

喜連川神社
きつれがわじんじや

[現在地名]喜連川町喜連川 横町

塩那えんな丘陵の突端くらさきの南面する山腹に鎮座。祭神は素盞嗚命・稲田姫命。明治初年天王宮から喜連川神社と改称、郷社となる。明治四〇年(一九〇七)喜連川町内二三社を合祀。現在の氏子約一千戸。社域五二〇坪。永禄元年(一五五八)喜連川城主塩谷兵部大輔源惟朝が、小池信濃を尾張国津島つしま(現愛知県津島市)へ派遣、津島牛頭天王の分霊を勧請。小池信濃は分霊を奉じて帰ったが、五月女坂合戦に遭遇、分霊を氏家うじいえ村に預けて単身復命した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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