四か年計画(読み)しかねんけいかく

旺文社世界史事典 三訂版 「四か年計画」の解説

四か年計画
しかねんけいかく

ナチス−ドイツが行った計画的な統制経済計画
1933年に開始された第1次計画ではアウトバーンに代表される大規模な公共投資により失業者吸収をはかった。これは失業率を大きく下げ,社会の安定政権支持を強める結果となった。ついで1936年からの第2次計画は,ゲーリングを四か年計画全権委員として軍需産業拡張を行った。「バターより大砲を」をスローガンとして進められたこの計画は,第二次世界大戦の戦時経済と一体となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android