四ッ小屋村(読み)よつごやむら

日本歴史地名大系 「四ッ小屋村」の解説

四ッ小屋村
よつごやむら

[現在地名]秋田市四ッ小屋

雄物川の旧河道の堤防上に位置し、北はふる川を境に二井田にいだ村に接する。西方を雄物川が北流、その対岸は延宝六年(一六七八)までの親郷豊巻とよまき村。元禄一五年(一七〇二)の出羽国秋田領変地其外相改候目録(県立秋田図書館蔵)に「牛嶋村・四ツ小屋村(中略)新田村ニ御座候、此度相改新絵図ニ相記申候」とある。

寛文二年(一六六二)豊巻村の支郷前郷まえごう(現豊岩豊巻)から開墾のため四戸が移住したのが村名の由来といわれる(四ッ小屋村誌)。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図にみる雄物川は豊巻村東方で大きく蛇行し、四ッ小屋村は雄物川の左岸で豊巻村の地続きであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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