四位村(読み)しいむら

日本歴史地名大系 「四位村」の解説

四位村
しいむら

[現在地名]門前町四位

俊兼としかね村の東、はつヶ川支流の谷の東側山地に立地。しい村とも書いたという(能登志徴)。真宗大谷派真善しんぜん寺の寺伝によれば、越前の佐兵衛という者が明徳年中(一三九〇―九四)来住して当地を開いたという。正保郷帳では高九〇石余、田方三町五反余・畑方二町四反余。承応三年(一六五四)の村御印の高九七石余、免三ツ五歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一〇一石、免五ツ、小物成は山役六三匁・漆役二匁、苦竹役一匁、鳥役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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