四国遍路日記(読み)しこくへんろにつき

日本歴史地名大系 「四国遍路日記」の解説

四国遍路日記
しこくへんろにつき

一冊 澄禅著

成立 承応二年

写本 宮城県石巻市塩竈神社

解説 澄禅は京都の智積院第一座の地位にあった学僧。紀伊高野山を出発して阿波から土佐伊予讃岐の順で四国を回って再び阿波に戻り、和歌山に帰着するまでの旅日記。札所立地本尊縁起などの情報のほか、道中見聞、四国各国の人情・風俗・言語・宗教についても記されており、内容はたいへん豊かである。近世初期の四国遍路の実態がうかがえるとともに、地誌としても興味深い内容となっている。

活字本 澄禅「四国遍路日記」附・解説校注

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む