四所明神(読み)シショミョウジン

デジタル大辞泉 「四所明神」の意味・読み・例文・類語

ししょ‐みょうじん〔‐ミヤウジン〕【四所明神】

奈良春日神社祭神である武甕槌命たけみかづちのみこと経津主命ふつぬしのみこと天児屋命あまのこやねのみこと比売命ひめのみこと総称

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精選版 日本国語大辞典 「四所明神」の意味・読み・例文・類語

ししょ‐みょうじん‥ミャウジン【四所明神】

  1. 春日神社の四柱の祭神。武甕槌命(たけみかづちのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・天児屋根命(あまのこやねのみこと)・比売命(ひめのみこと)の総称。
    1. [初出の実例]「四所明神の宝前に、耿々たる灯も」(出典:光悦本謡曲・采女(1435頃))

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世界大百科事典(旧版)内の四所明神の言及

【熊野大社】より

… 以上の三社がいわゆる熊野三山であり,その霊威は平安末期以後全国的にあがめられた。三社がそれぞれ共通の三所権現(本宮,新宮,那智)をまつったというのも特色の一つで,しかも四所明神などの眷属神,五所王子やいわゆる九十九王子などの王子神(御子神)を含む多数の神格の集合体となったのも特色である。四所明神は一万十万,勧請十五所,飛行夜叉,米持童子であり,五所王子は若(にやく)王子,児宮,子守宮,禅師宮,聖宮であり,これらを三所権現に合わせて十二所権現と称することも多かった。…

※「四所明神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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