日本歴史地名大系 「四方津館跡」の解説 四方津館跡しおつやかたあと 山梨県:北都留郡上野原町四方津村四方津館跡[現在地名]上野原町四方津桂川の北岸、四方津の集落内にあったとされる居館跡。北には御前(ごぜん)山(四方津御前山、四六〇・九メートル)の烽火台がそびえ、その東には牧野(まぎの)砦がある。「甲斐国志」では松留(まつどめ)村に通じる四方津村の東に表木戸(門の礎石が残っていたという)、枝郷中井(なかい)(仲居)に通じる村の西に裏木戸とよぶ門関を設け、居館は村内に構え、山上に要害を築いたとし戦国期の城館村落の典型的な景観を描くが、館主は特定していない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by