裏木戸(読み)ウラキド

精選版 日本国語大辞典 「裏木戸」の意味・読み・例文・類語

うら‐きど【裏木戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 裏口の木戸。裏手の木戸。
    1. [初出の実例]「文祿年中のはやり歌にいわく、さすやうでささぬは、人待つ宵裏木戸」(出典:随筆・思出草紙(1840)七)
  3. 芝居小屋の裏手の出入り口。主として、役者や劇場関係者の出入りに用いる。⇔鼠木戸表木戸

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の裏木戸の言及

【楽屋】より

… 裏方のなかでとくに床山(結髪師)は,立役担当は3階に,女方担当は2階に仕事部屋を置き,公演中の便に資するように配置されていた。楽屋の入口(通称裏木戸という)には口番(くちばん)がいて,楽屋への出入りをチェックし,頭取部屋に所属する楽屋番が関係者の雑用にあたった。また大道具,小道具,衣装方などの詰める各部屋は,開演にそなえて仕込みにあたるとともに,公演中には担当者が配属されて幕ごとのセッティングや着付に従事するので,作業しやすいように居住性も重んじられた。…

※「裏木戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む