四時観派(読み)しじかんは

精選版 日本国語大辞典 「四時観派」の意味・読み・例文・類語

しじかん‐はシジクヮン‥【四時観派】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧流派の一つ。祇空の門下の江戸浅草蔵前の札差水光祇徳)・為邦・莎鶏(祇明)・魚貫心祇)の四人が、四季独吟歌仙各一巻を試み、これに四季の発句などを合わせて、享保一八年(一七三三)に「四時観」を刊行したのでいう。俗流に染まらず、蕉風を慕う立場をとった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android