四条古墳群(読み)しじようこふんぐん

日本歴史地名大系 「四条古墳群」の解説

四条古墳群
しじようこふんぐん

[現在地名]橿原市四条町

畝傍うねび山の北、四条町周辺に埋没していた五世紀後半から六世紀にかけての古墳群。現在五基が確認されており、墳形は造出し付きの方墳や前方後円墳、円墳などである。昭和六七年(一九八七)から調査が行われた。このうち一号墳は一辺二九メートルの方墳で、西側に造出しをもつ。墳丘の周囲には幅六メートル余の濠が巡り、その中から多量の木製品や形象埴輪が出土した。木製品は墳丘に樹立させたきぬがさ・石見型盾形・鳥形・杖形などと葬祭に使用した翳・幡竿などの威儀具、弓・刀・鉾などの武器、机や木盤などの調度品がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む