四竹(読み)よつだけ

精選版 日本国語大辞典 「四竹」の意味・読み・例文・類語

よつ‐だけ【四竹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 扁平な二枚の竹片をそれぞれ両手に握り、曲節に合わせて手のひらを開合しながら打ち鳴らすもの。また、それを使っての踊りや曲節。カスタネットに類するもので、かつては放下師などが用いた。
    1. 四竹<b>①</b>〈絵本御伽品鏡〉
      四竹〈絵本御伽品鏡〉
    2. [初出の実例]「音楽の小弓三線あいの山〈信徳〉 四つ竹さはぐ竹の都路〈芭蕉〉」(出典:俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678))
  3. よつだけぶし(四竹節)
    1. [初出の実例]「一平次といへる男来て四竹(ヨツダケ)と云事を初て」(出典浮世草子男色大鑑(1687)五)
  4. よつだけぶし(四竹節)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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